4月も終わった

日記

年々お酒が弱くなってくるというか、二日酔いが長引くようになってきたんですけど、これは一体何なのぉ~!?

と思いながらもお酒をお避けになることができず、翌日は脳みそがお裂けそうになるのである。

厳酒だ!その一環として、しっかり〆やデザートを食べよう。
と思うものの、甘いデザートをアテにさらに飲みたくなる地獄のループ。

しゃりもにグミコーラ味とハイボール9%500m缶を最後にキメる日は、大体次の日終わっている気がする。

ありがたいことにXのフォロワーの方が増えまして、もし初めて私のブログ記事を読まれた方は

「コイツ…酒クズなの…?」

と思われたかもしれません。

しかし安心して下さい。

今まではお酒なんて飲んだこと無いですと嘘をついていましたが、実際のところも普段はほとんどお酒を飲まない人間なのです。強くもないので。

厄介なのは、好きな人や信頼している人と楽しく飲んでいるときに歯止めが効かなる傾向があることと、お酒の味自体はとても好きであること。

故に1~2ヶ月のサイクルでやっちまいがちなのです。

でも気がついてしまったんだ。
あの、すっげえ楽しい飲み会とかがあったときに、ベロベロにならないで帰ってきたときの幸福感。
正直えぐいて。

さらに翌日に残らなかったときは思わず

「ふつくしい…」

そう言葉が出てしまう。

この成功体験は何事にも代えがたい…。
いや普通はそうなんだろうけど。

これまで重ねた失敗や人様にかけた迷惑、犠牲になった終電後のタクシー料金が大き過ぎるが故にそう感じられるのかもしれない…。

自分自身の根っこの部分が暗いので難しいですが、何事もポジティブ捉えていきたいものです。

出涸ら4月

見出しをつけるならそんな1ヶ月でした。

忙しさ…いや厳密にいうと自分で自分を忙しくしてしまっているというか、身も蓋もない書き方をすると自滅していたと思います。

出さないといけないアイデアや考え事が多く、並行して普段の実況アナウンサーとしての仕事も巡ってきており、あまり眠れなくなることも。

疲れているはずなんですけど、ああいうときって布団で目を瞑ると

「あれはああすべきか…?」
「これはこうすべきか…?」

的な考えが噴出して昼間には感じている眠気が吹っ飛んでしまうことが普段からありますが、先月はそれがとても多かったなと思います。

読書をしていると、言葉やフレーズから、どんどんと本の内容から逸脱した発想が浮かんできて、その発想をつい深堀りしたりぽけーっと思考に耽ってしまうことが多くあるんですが、寝ようと思っているときにもその現象が起きてしまう感じです。

この現象には勝手に“思考を走らせる”とちょっとカッコつけた命名をしているのですが、思考が走りすぎて眠れなくなった原因とは。

日記を書かなくなったからかなというのが一つ考えられます。
というか疲れてしまったりで書けなくなってしまったという表現がここでは正しいかなと。

寝る前に考えを整理整頓することって大事なんだなと感じました。
それも半年以上続けていると、辞めたときに気がつくものなんですね。

人にはそれぞれ性格性質があると思うので、日記なんてつけなくても関係ない方はいらっしゃるといいますか、それが大多数ではないでしょうか。

ただ自分のように人と人とのやり取りで瞬発力がない上に器用でもなく、その鈍さに嫌気が差したりする人間には自己反省ツールとしての重要性が高いんだなと。

過去を振り返っても意味がないという考え方もあると思いますし、そういった強メンタルな考え方も好きですが、結局、現在・未来と過去の積み重ねになることからもその日の「反省」って意味あるなと思います。

社会人的な例示を一つ書くとするなら、名刺を交換することがあって、その晩に

「今日は~~の〇〇さんと知り合った」

とその人のお名前とお顔を思い出すだけでも定着率が全然違うなと感じています。

そして次にその方とお会いした際に

「この人の名前なんだっけな~」という心のノイズが先行することがなくなるので、話も頭に入ってきやすくなる、そんな気がしています。

って書いていますけど、ちょくちょく間違えてたりして失礼なことしているんだろうなあ…ホントすみません。

まあただ、小学生の頃に日記を書かされる宿題なんかもありましたけど、あれ意味あったんだなと30手前にして思います。

反響の大きさに抱える嬉しさと不安

4月29日から5月2日の4日間の間、笠松競馬場でお仕事をさせていただきました。

この開催はウマ娘シンデレラグレイとのコラボ開催で、大変ありがたいことに鈴木の担当は今年で3年連続になりました。

ウマ娘シンデレラグレイはアニメ化直後、当日はお天気にも恵まれ、1万人を超える方が笠松競馬場にご来場されたとのことで、場内は1Rから大歓声。

大変な盛り上がりを見せた中で、競馬ファンでもあり、作品ファンでもある自分になにかできることはないかとの思いで臨ませていただきました。

過去のポスト、いまは1話毎に感激と終わりに近づく寂しさを抱えている。

結果、当日は実況に対しても大きな反響をいただきました。
そのほとんどが好意的なものばかりで、あたたかいお言葉をいただきました。
本当にありがとうございました。

それもこれも開催中に大きな事故が発生せず、安全な開催になるよう努めてくださった競馬場・イベント関係者の方、実際のレースに臨まれる関係者の方々の尽力が全てであり、私はその恩恵に預からせていただいたと思います。

実況としては、かなり「前に出た」仕事の仕方をしたので、いわゆる出過ぎた真似をしたなという反省もあります。

本質的に表現する仕事自体、万人に納得してもらえないものですが、仕事にしている以上は受け取る皆さん側がどう感じるかのバランスを考えて取り組む義務があります。

そのバランス感覚や天秤は受け取る側だけでなく、同じ喋り手であっても異なるので、好き嫌いはあれど、それを含めて人に無闇矢鱈に良い悪いとは言えないものです。

今回、賛否でいうところの“賛”を直接的にいただきすぎたなあという感じが強く、この先なんか自分がやらかしたときに今回に関しての“否”や過去の失敗なども、ものすごい勢いで掘り返されて非難されるんじゃないか…?という不安があります。

なんといいますか…いまの世の中的に顔出して仕事をする人間は「失敗」が許されない風潮がとてもしんどくて。
野球は基本27個のアウトで試合が終わりますけど、世の中的にはワンナウトで試合が終わってしまうことも。

特段後ろめたいこともありませんし、そもそも知名度的にそんなことを考える必要性もなく、恥ずかしいまでに自意識過剰で、失敗に対して過敏になっているかもしれません。

話逸れましたが、作品のファンの方にとっては、実際の競馬に興味を持ってもらうなにかきっかけになればという思いと、競馬ファンの方にとっては作品に興味を持ってもらうきっかけになれれば最高という目的をもって臨んだ開催でした。

社会人7年目になって思うのは

5月1日で競馬実況を中心にお仕事をさせていただくようになり丸6年でした。
先輩には、ぼちぼち中堅の域に入ってきたんじゃないかとのお話も。

上では失敗が許されない今この世の中の雰囲気に疲れている的なことを書きましたが、かといって波風を立てることなく、大人しく淡々と仕事をしていれば良いのか?
それも立場上違うと思っています。

僕らは今後、AIにあらゆる技術で敵わなくなるので、もしこの仕事を続けてゆくのであれば、
「自分(たち)の価値を創造できること」とは何かを探求し、それをドロドロの世の中に訴求し続けなければいけません。もう考えるだけでしんどいけど。

“目の前で起きたことを端的に言葉で表現する”
それが実況の根幹であり、その道を極めることこそが一流の職人だ。

みたいな風潮が僕がこの仕事を始める頃は強かったなあと。

まあ今もさほど変わらない気がしていますが、腕を組んでは職人肌ドヤァみたいなことやっていたらもう衰退するだけの時代がやってきているんですよね。

基礎だけを突き詰めて「一流だぞ」とすまし顔する時代じゃないって話です。

基礎だけ突き詰めて最強なのは、はじめの一歩のリカルド・マルチネスだけで、基礎を身に付けたあとはそれぞれにデンプシー・ロールだのチョッピングライトだのハートブレイクショットだのカエルパンチだの必殺技が必要な時代だと思っています。

別にこれは特定の誰かを指しての発言ではないので、悪しからず…。
いうなれば全体的に該当するのではという話です。

そんなトゲトゲしたことを書いてみたものの、仕事というのは一人で成立することのほう圧倒的に少ないと社会人7年目にして脳みその芯から思っています。

ウマ娘とのコラボイベントがある際に、ほぼ必ずと言ってもいいほどに顔を合わせるスタッフの方がいらっしゃるのですが、今回の笠松でのイベントでもお会いしました。

お会いできるとなんだか嬉しくなってしまうというか、勝手に戦友みたいに感じていますが、そうした方たちの超シゴデキムーヴメントに支えられて、私の仕事があるということをもっと強く自覚して働きたいと思います。






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