こんにちは。鈴木努です。
先日とある方がSNSでスタホ2のプレイ画面を投稿しているのを見て、懐かしすぎるあまり涙目になった。
子供の頃は大人になったら筐体ごと買えるくらい金持ちになろうと誓ったものですが…。
現実は厳しい…。
いや、まだ諦めちゃダメだよな?
ゲーセンのゲームを買うってなかなか簡単ではなくて、ややこしい問題もありそうな気がするけど、札束でビンタして黙らせるくらい男になりたいです。
(なお昨日、一昨日と競馬で5000円負けて心の中で泣いてた模様)
今日は、Xのリプライでいただいた
「Nintendo Switch版 チャンピオンジョッキー」
について書いていきたいと思います。
G1ジョッキー、ギャロップレーサーと長くプレイしてきた身からすると正直、結構思うところがあるので、今日は長くなるかもしれません。
ご興味のある方は最後までお付き合いください。
概要から
まず非常にざっくりですがこのゲームの簡単な紹介から。
かつてコーエーからG1ジョッキーという騎手ゲーと、テクモからギャロップレーサー(以下GRと略します)という騎手ゲーが存在していたんですが、このゲームを販売している2社が合併することによって生まれたのが当作品。
G1はジョッキーはどちらかというとリアリティを追求した印象のゲームで、対してGRは良い意味でゲームチックと言いますか、爽快感溢れる操作性が魅力のゲームでした。
チャンピオンジョッキーに対して思うこと
ゲームバランス
まずはゲームバランスについて。
基本的にG1ジョッキーテイストの方が強めに出ていると思います。
一応G1ジョッキー、GRそれぞれの操作方法を選択してゲームプレイができるものの、前者の要素が強めです。
その中でeasy、normalが簡単すぎてしまい、hardになるといきなり本当にハードというか…。
もう少しバランスなんとかならんかったのかあ…という思いがあります。
これ簡単すぎると、やっている最中に緊張感がなくなって、いわゆる作業ゲーになってしまうんですよね。
じゃあ難易度ハードでやるって話になるんですが、hardになった途端に自分だけ呪われているレベルのハード感に変わってしまうんですよね。
なんというか、難しさがちょっと理不尽。
具体的にはスタートはどんなに好スタートを切ろうとも、スタートダッシュアビリティが無ければ基本的に2歩目からテンに置かれ気味になります。
何より勘弁してくれと思うのは、よっぽど地力、能力値で抜けていないとコーナーで加速できずポジションが上げられない。
あとはコーナーロスを抑えることにそんなに意味がない。
難易度hardにおいては、結局コーナーで基本的に追い抜けないので。
現実の競馬ではコーナーの使い方って騎手の腕の見せどころの一つだなと思うだけに、残念な思いをしました。
GRから輸入のアビリティシステム
厳しいことを書きますが、これもゲームバランス崩壊を助長してしまう材料だなと思います。
結局難易度ハードでは、このアビリティが発動できない限りなかなか好勝負になりません。
(それは私が基本1番人気にならなさそうな馬にしかならないドMプレイを敢行している影響は多少あると思いますが)
しかも逃げ先行馬は基本的にそこまでこのアビリティの恩恵をそこまで受けられず、差し、追い込み脚質の馬がアビリティを発動するとバンバン差しが決まってしまうので、ここもバランスが良くないなと感じるポイントです。
このゲームはG1ジョッキーから競走馬の基本能力値やメリット、デメリット、そしてGRから爽快感のあるアビリティを搭載している格好で、これらがそれぞれの良さだったのにも関わらず、今はその良さをちょっと相殺しているような、唐揚げとモンブランを一緒に混ぜてしまったようなそんな感じの不協和音が生じてしまっているイメージです。
ドラマ性、ストーリー性にそこまでの発展を感じない
まあ、これはG1ジョッキー、GR時代もガッツリドラマチックだったかというと別にそうでもないのでいいんですが、所属厩舎を離れてフリーになる時もすごいあっさりフリーになれてしまったり、割と旅行気分で海外に拠点を置いて騎手をできてしまったりと、人間関係が希薄。笑
ここにやり込み要素を求めるのは酷ではありますが、ウイニングポストではちゃっかり結婚できちゃったり、子供が自分の馬主稼業のお手伝いをしてくれたりしますからね。
その比較ではちょっと物足りないかなと。
エディットシステム
なぜ馬主服は編集できないんだい…。そこに尽きます。
ちなみにウイポをやる時はまずは馬主名、勝負服、牧場名、騎手名、調教師名etc…全て実名や実際に使用されているものに直すので大体1日が終わってしまいます。
やっぱ直せるなら直したいんだよね。
ここは性格が出ると思います。
個人的なプレイの仕方
レースでは完全にこんな感じです。
(めちゃくちゃ直撮りで申し訳ないです。レース中にSwitchのスクショ機能がこのゲームでは使えませんでした)
ちなみにデフォルトは下↓
馬のスピードなりスタミナなり、ポテンシャルなりを全て表示してしまうと、簡単に勝ててしまうので、もうギチギチに縛っています。
あとストーリーの回し方としては、若手の頃に一気に実績を作って、6年目くらいからもう悠々自適に育成馬の馴致をしたり、乗りたいと思う馬にしか乗りません。
そんな感じのドMだけど王様プレイで回すのが、このゲームのおすすめの進行方法だと思っています。
まとめ
ゲームバランスへの疑問を中心に書いてきましたが、ハンデ戦かと思うくらいどのレースでもかなり僅差の勝負が頻発するので、そういった点でもちょっとリアリティに欠けるなあと僕は感じています。
かなり厳しいことを書いてきましたが、裏を返せば作品への愛が深いゆえであると受け取っていただけたら幸いです。
競馬ゲームって難しいね。
コメント